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結局ZOZOはトクしたの?前澤元社長「1億円バラマキ」のコスパ

ミキやクリロナのSNS運用と徹底比較
古田 拓也 プロフィール

特に、炎上のきっかけになりやすいSNSの運用は市場関係者から「リスク」と認識されているようです。

ZOZOの事例に戻れば、今年2月に前澤氏が洋服の原価について言及したツイートが炎上したことが象徴的です。

その翌日に「本業に集中します」とTwitterを休止する旨の投稿を行った瞬間、株価が大きく反転したのです。

1株1,700円であったZOZOは、ツイートからたった1時間で8.8パーセント上昇し、一時1,850円まで値を戻す展開となりました。

このツイート休止宣言でZOZOは400億円以上も企業価値を取り戻すことができました。

しかし、逆説的にいえば、市場はSNSの炎上リスクを当時のZOZOにおける企業価値の1割程度で評価していたということもでき、決して無視できない企業価値のディスカウントが存在したということができそうです。

 

ここまで検討した内容を踏まえると、コスパという観点でみれば、企業や経営者自身がSNSを経由して過度に積極的な発信を行うよりも、有名人とのタイアップ等を通じて普段の炎上リスクを転嫁し、有名人のブランドを間借りする方が合理的である可能性が高いといえるでしょう。

炎上しないC.ロナウドの投稿と、炎上したミキの投稿。

明暗が生まれた要因は「投稿が利用者にとって公平だったか」という点に尽きるでしょう。

有名人とタイアップを行うのであれば、C.ロナウドのように「タイアップ」と投稿に明示し、利用者にとってフェアな姿勢を貫くことが肝心なのです。