ボードゲーム「カタン」がスマホARになって数学者の僕が考えたこと

第2のIngress?
安東 雅訓 プロフィール

「インフレ感」を表現できるか

スマホゲームとしてのカタンの新作ということで当然期待している反面不安も大きい。コンシューマゲームで好きだったタイトルがソーシャルゲームになり、遊んではみたものの期待していたものと違うという経験に重ねているのだろう。

ドイツ・CATAN GmbHのHPより
 

個人的にカタンの面白さの1つはインフレ感にあると思う。ゲーム序盤には道1本のために数ターン耐え忍んでいたのが、終盤なると「道を引いてその先に家を建てて、まだ資源多いから発展カード2枚くらい引いておこうか」なんてふうに出来ることが増えていく。毎回違った流れでこれを味わえることが中毒性につながっているのだと思っている。インフレし続ければいいわけでもなく、過ぎればただ作業が増えて煩わしくなるだけだ。カタンはそうなる前に、新しいゲームとしてまた不自由な序盤に戻してくれる。

新作のARゲームがどういう形になるのか想像もつかないが、「毎回違ったゲーム」「心地よいインフレ」という2点はくずして欲しくない。特に終わりなく延々と発展を続けていく「村ゲー」にはなって欲しくない。

ともあれ今回の新作によってカタン人口が増加し盛り上がっていってくれて、延いては僕の研究室がある奈良県にもボードゲームカフェなるものができることを願っている。

p.s. 公式の画像を見たところ、とりあえず家が隣り合っているのが見えるがいいのだろうか?