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ボードゲーム「カタン」がスマホARになって数学者の僕が考えたこと

第2のIngress?

世界中で売れ続けるボードゲーム

この度、ドイツのCATAN GmbHが、ボードゲームの「Catan(以下、カタン)」を題材にしたスマホゲームを発表した。2000万個以上の販売数を誇り、カルト的人気を博す本作が、なんと現実世界で遊べるという。1人のカタンファンとして、従来のものに対する思い入れや新作への期待と不安について語ろうと思う。

ドイツ・CATAN GmbHのHPより
 

「そもそもカタンって何?」という人もいるだろう。無人島への入植をテーマとした3~4人用のボードゲームで、それぞれのプレイヤーがカタン島を開拓していく。土地に家を建て資源を確保し、交易を行い、最終的にもっとも繁栄したプレイヤーが勝利する、というものだ。いわゆるドイツボードゲームと呼ばれる作品の代表格で、1995年に販売開始して以降、現在でも多くのファンがいる。何かの中毒性に近いものがあり、1回のゲーム時間は40分~1時間程度なのだが、大体3戦くらいは続けてしまう。

数学者の記事ということで勘違いされるといけないのでこれだけ断っておくと、囲碁・将棋なんかの必勝手を解析できる完全情報ゲームではなく、麻雀のように運要素のあるゲームだ。にも関わらず、毎回ゲームが終わると何故か感想戦が始まるという珍しいゲームでもある。細かいルール説明なんかはここでは省く。多くのボードゲームに共通することだが、ルールが分かる人に説明してもらいながら一度遊んでみる、というのがルールを理解するための1番の近道だ。