東レ・キャンギャル「枕営業訴訟」3つの恐喝事件のヤバすぎる背景

あまりに複雑…どうなっているのか
伊藤 博敏 プロフィール

ただ、30日に小林、堀川両被告が登場してからは、「共謀を疑うようになった」といい、記事を抑えるために総会屋を使ったとは知らず、「詐欺のようなもの」と語った。実際、最初の被害届は詐欺罪であり、今年3月、容疑は警察によって恐喝罪に切り替えられた。

また、捜査過程で、「山田・松浦事件の被疑者には、アクセスの山岡と総会屋の竹之内も含まれる」という情報が流されていた。

山岡氏は、安倍政権批判はもちろん、警察、検察といった捜査権力にも激しく噛みつく。自身のブログで「自分を狙う国策捜査だ」と当局を牽制。山岡氏とは旧知の私も、『週刊現代』のコラムや夕刊紙などで、国策捜査の疑いを指摘した。

 

結果的に、A氏事件が山岡、竹之内の両名に波及することはなかったものの、警視庁捜査を後押しした検察の思惑のなかに、山岡封じとともに、政界中枢にもパイプを持つ松浦グループに切り込みたい、という気持ちがあったのは否定できまい。

枕営業が発端の小さな事件だが、背後にはさまざまな思惑と計算が働いていたのである。