東レ・キャンギャル「枕営業訴訟」3つの恐喝事件のヤバすぎる背景

あまりに複雑…どうなっているのか
伊藤 博敏 プロフィール

「天国から地獄に突き落とされた…」

26日、A氏は感謝の気持ちをLINEで山田氏に伝える。

「本当にありがとうございます」「感謝申し上げます」「凄いです」――。

翌27日、六本木の飲食店で山田氏と待ち合わせ、気持ちの100万円を持参した。そこにいたのが、「面識がある程度」の松浦氏だった。A氏としては、それで一件落着のつもり。

ところが、「この件は根が深い」「山岡さんは私(A氏)のネタを7つ、8つ持っている」「人が1人、2人死んでもおかしくない」という不気味な話を聞かされる。

 

「顔面蒼白になり、天国から地獄に突き落とされた気になりました。『(山田さんに)1000万円を用意するので助けてください』と、伝えました」(A氏)

翌28日、払うべきか払わざるべきかを顧問弁護士を交えて協議。「払わない方がいい。どこにカネが渡るかわからない」と、みんな否定的だったが、山田氏を信用しきっていたA氏は、29日、1000万円を弟に届けさせた。

ところが、思わぬところから攻撃を受ける。

30、31日の両日,前述の小林英雄氏とその知人の堀川嘉照氏に呼び出され、「総会屋を使って、記事をもみ消そうとしただろう」と、脅され、500万円を支払うハメになった。

反社との付き合いは、金融機関が相手にしなくなるという意味で、枕営業の個人スキャンダルよりさらに重いタブーだった。