伊藤沙莉が演じる「煮え湯飲み子」のツッコミ

11月8日、小山健原作の映画『生理ちゃん』(ウェブマガジン『オモコロ』で『ツキイチ! 生理ちゃん』連載中。KADOKAWAから『生理ちゃん』1、2巻刊行)が公開された。

3組のカップル(二階堂ふみ演じる「米田青子」と岡田義徳演じる「久保勇輔」、伊藤沙莉演じる「山本りほ(煮え湯飲み子)」と須藤蓮演じる「山内裕」、松風理咲演じる「米田ひかる」と狩野見恭兵演じる「北村ゆきち」)の関係性を通して、ときにコミカルに、ときにハートフルに、ときにシリアスに「生理」が描かれる。

伊藤沙莉が演じるブロガー「煮え湯飲み子」の激しいツッコミシーンも見どころの一つ。

豊嶋花が演じる「かりん」の印象的なセリフ

映画『生理ちゃん』には、印象的なセリフがいくつもあるが、一つ取り上げるとしたら、豊嶋花が演じる11歳の少女「かりん」が発した「(生理になって)いいことなんか何もない」というセリフである。

このセリフのどこが?と思われる方もいるかもしれないが、映画を観た私の知人たち(念のため、全員40代以上)は一様に、このセリフが新鮮だったと言っていた。

生理痛、PMS(月経前症候群)、生理用品の購入、旅行の日程調整など、生理になるとわずらわしいことばかりだ。

それにも関わらず、長い間、「生理になっていいことなんか何もない」とか「生理なんて要らない」といった言葉は、表立っては言いづらい雰囲気があった。

なぜなら、日本では半世紀以上にわたり、「生理をポジティブにとらえよう!」という“啓蒙”が行われてきたからだ。