山口組ナンバー2「緊迫の出所祝い」で司組長が吐き捨てた「ひと言」

「七代目就任」に暗雲か…?
時任 兼作 プロフィール

とんだ祝宴に

警察幹部が語る。

「本来であれば、神戸市内の山口組総本部へ向かうところだが、同本部は山口組分裂抗争の激化で使用制限がかかって使えなくなった。今月10日、(2015年に山口組から離脱した)神戸山口組の中核組織・山健組の組員2人が、山口組の司忍六代目組長、高山若頭らの出身母体である弘道会傘下の組員に射殺されたからだ」

 

午前9時前、名古屋駅で下車した高山氏は改札を出ると、待機していたワゴン車に乗り込んだ。この時点で、警察に動揺が走ったという。警察幹部が続ける。

「ここまでは予測済みだったが、その先がよくわからなかった。しかも、警察の目を欺くために別の事務所に関するメールなども流布されていたため、確定情報が取れなかった」

最終的に高山氏が行き着いたのは、警察が予想もしていなかった山口組の4次団体、弘道会傘下の佐々木一家だった。同日午前10時過ぎ、高山氏は名古屋市南区の同組事務所に入った。そして、その15分後、司組長を乗せた車が到着。組関係者と見られる男性らが、出所祝いの準備のために、風呂敷に包まれた重箱などを次々と運び込んだのである。その詳細は「山口組ナンバー2、グリーン車で向かった出所祝いと『七代目就任の噂』」で報じた。

警察による総本部などの使用制限や監視体制の強化のなかにもかかわらず、若頭出所の祝宴はかくして滞りなく開かれたかに見えた。ところが──。

この祝宴、とんだ結果に終わったという。