# 飲食

川田利明さん明かす「俺のラーメン店はなぜこんなにルールが多いのか」

すべてはお客さんのため
川田 利明 プロフィール

写真撮影にもルールをつくった

一度、そういうことをツイッターでつぶやいたことがある。

「お客さんに個別に対応はできません」

「厨房で調理中の声がけはご遠慮ください」

などなど。そのあとに来たお客さんが「川田さんの大ファンです!」と声をかけてくれたので「じゃあ、俺のツイッターも見てくれてます?」と聞いたら「もちろんですよ!」。あぁ、だったらわかってくれているかな、と安心していたら、そこからずっと話かけられて困惑したこともある。

念を押して「ツイッター、見てくれてるんですよね?」と遠回しに困っているサインを出しても「もちろんですよ! それでね、川田さん、聞いてくださいよ。ボクは学生時代に日本武道館で川田さんの試合を……」となる。

やっぱり、いろいろとルールは明文化しないとダメだ、とその時に思ったよ。俺だって本当はお客さんとコミュニケーションは取りたいんだけどね。

来店した記念に一緒に写真を撮りたい、というお客さんもたくさんいる。

オープン当初はそのすべてに応じていたけれど、その度に調理の手が止まってしまう。結果的に料理の提供時間が遅れてしまうようになった。

 

そこで「記念写真はTシャツを購入してくださった方のみにします」というルールをひとつ追加した。これもTシャツを売りたいがためではなく、すべてのお客さんに平等にラーメンを味わってほしいからだ。

重ねて言うけど、別にTシャツを売って儲けよう、という魂胆があるわけではなく、そういうハードルをひとつ設けないとキリがないとわかったから。

さらに「忙しい時は一緒に撮れないので、お待ちいただくこともあります」という但し書きも添えた。いちいちうるさいな、と思われるかもしれないけれど、これぐらいくどく説明しないと理解してもらえないのだ。

補足しておくけど、常識的なお客さんが大半で、困ったお客さんは一部だけ。でもその一部で支障が出るから商売は難しい。

最近、ほかのラーメン屋で「食事は15分以内に済ませてください」「店内の写真撮影はご遠慮ください」など、一見、厳しいなっていうハウスルールを見かけるけど、その店ごとの事情もあるんだよね。

ちなみに今ではもっと話したい方、コミュニケーションを取りたい方のために、店でイベントを開催することを増やした。

*川田利明さんのトークショー開催決定です!詳細は以下をご覧ください

川田利明さん著『してはいけない逆説ビジネス学』重版記念イベント
日時  2019年11月24日(日)17:00~
場所  芳林堂書店高田馬場店8階イベントスペース
詳細リンク http://www.horindo.co.jp/t20191105/

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