期日を守る、今すぐやる…「稼げる人」に共通する仕事の進め方
これが成功の秘密だった忘れられない上司の言葉
「プロフェッショナルは、『期日』を決め、絶対に守れ。死んでも守れ」

これは外資系コンサルティング会社に転職した日に、上司から言われた言葉です。
人は期日を決めない限り、無限に時間があると勘違いしてしまい、ダラダラと行動してしまいます。期日を決めれば、そこから逆算して計画を練ることができ、今やる行動が具体化するのです。
稼げる人は、「期日を切り、期日を守る」という、あたりまえのことを徹底しています。
相手がある場合でも、期日をこちらから提示して決めていくことは、失礼にあたりません。「何月何日の何時に提出します」と時間まで締め切りを決めておくと、相手は自分の予定と時間を管理しやすくなるので、喜ばれます。
さて、期日を決め、実際に作業に入ってみると、予定通りに進んでいるかどうか、わからなくなることがあります。
そこで、最終期日の他に、作業の要所要所に期日(マイルストーン)を設定します。細かい期日で確認することで、進捗がつかめるのです。また、遅れている場合はリカバーするプランを用意し、スケジュールに反映します。
稼げない人は、ここを「気合い」で乗りきろうとします。
最初から最後まで、体力と気力が続く限り作業し続けるのです。そして、何とか最終期日に終わった自分を「稼げる人だ」と勘違いしてしまうのです。
大事なことは、期日に間に合わせるために、「何ができないか」、「どうすれば間に合うか」を考えて折り合いをつけることです。
自分の力量を正しく把握しないと、これはできません。
例えば、120キロの荷物を船に運び入れようとしたとき、50キロを持ち上げる筋力しかなければ、どんなに力を入れても一気には運べません。
自分の力量がわかっていれば、3つに荷物を分けるなり、滑車を持ってくるなり、時間までに120キロを運ぶ方法をいくらでも考えつくはずです。