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そもそもお金って何

筆者が上田短資に入社した時には、まだ上田ハーローが存在せす、上田短資外国部(入社1年目に合弁会社が設立されたと記憶している)で仕事をしていた。

上田短資外国部でも、上田ハーローでも仕事の内容はほぼ変わらず、金融機関からの為替や金利の取引注文を受けて市場で成立させるというものだ。

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市場と言っても、学食のテーブルを少し大きくしたようなもので、その周りを背もたれの小さな事務用椅子に座ったトレーダーたちが、おしくらまんじゅうをするように取り囲む。最大4本(筆者は2本しか持てなかったが……)もの受話器を手にした彼らが、電卓サイズの厚紙を投げ合うことで取引が成立する。

例えば、厚紙のチケットに「103.00、50」と殴り書きがしてあれば、1ドル103円の為替レートでドル円・スポット取引が5000万ドル(約50億円)成立ということである。

最初は、走り書きで巨額の資金が動くということに大いに驚いたが、そのうち慣れてしまい当たり前の日常になる。

 

実は、我々が日常行っている売買取引も同じ仕組みなのだ。コスト20円以下の紙切れ(日銀券=1万円札)を交換することによって成立する。

当時の(現在は電子化などで様変わりしているはずだ)為替市場では、金融機関同士がお互いを「信用」することによって資金取引が成り立っていた。

同じように、日常の資金取引も、国民が日銀(政府)を信頼することによって成り立つ。