2019.11.17
# 動物
大空に広がった巨大な楕円の朝焼けの中を飛ぶ「冬告げ鳥」の群れ!
北海道から毎日お届け中!カムチャッカから南へ渡る途中、休憩してます
秋に南下する渡り鳥が集まりだしていたので、サロベツ原野に向かいました。
サロベツ原野は、湿地帯が多く、いくつもの沼が点在しているので、鳥たちにとっては渡りの中継地として最適の場所です。
そのねぐら付近で夜明けを待ち、エサ場へ飛んで行くルートを予測して、待機しました。

すると、朝日が朝もやに反射して空に巨大なオレンジの楕円が広がるなか、オオヒシクイの群れがやってきました。
オオヒシクイはガン(雁)の一種で、春から夏の間はカムチャッカ半島で暮らし、秋になると、北海道を経て本州以南へ渡り、冬を過ごす渡り鳥です。
朝もやが漂う原野周辺の牧草地では、出来立てほやほやの牧草ロールが点在し、北海道ならではの幻想的な情景を撮影することができました。
オオヒシクイは、数日、サロベツ原野で休息し、長い南下の旅に出ます。