2017年10月から始まった「乙武義足プロジェクト」。その2019年4月より9月末まで毎週日曜日に公開した連載は、回を追うごとに「このプロジェクトはすごいと思う」「技術ってすごい!」「乙武さんとチームの人たちの頑張りに感動」と応援の声が増えていった。そして先日、連載を加筆の上、『四肢奮迅』というタイトルのノンフィクション作品になった。

刊行を記念して、26回の連載の中でも、読者の方から多くの支持を得た3つの記事を、加筆した単行本バージョンにて再編成してお届けしている。

前回は第3位となった連載2回目、『五体不満足』には書かれなかった1歳半のときの話をお届けした。今回ご紹介する第2位は、2019年10月までに237万9534PVを記録した連載14回目の記事。これは乙武氏が初めて「外で」「靴を履いて」歩行する動画撮影の様子を伝えたものだ。

そもそも「乙武義足プロジェクト」は国の予算を使って進められているため、年末の中間審査を通過しないと、翌年以降プロジェクトを続行できないものだった。そのために毎年11月に渋谷ヒカリエで開かれている「超福祉展」のシンポジウムにて、ロボット義足にて歩行しているところを撮影した動画を発表しなければならなかった。

しかし、実は乙武氏はロボット義足になった途端、その大幅な変化と重さとでまともに歩けなくなっていた。果たして「歩く乙武洋匡」の撮影は成功するのか……。