photo by gettyimages

新聞各紙が報じなかった、ペンス副大統領「対中国」4つのキーワード

重大な「見落とし」がある

新聞各紙の報道に愕然とした

前回の本コラムで書いたマイク・ペンス米副大統領が10月24日午前11時(日本時間25日午前0時)からワシントンのウッドロー・ウィルソン国際学術センターで行った、対中政策演説に関する新聞各紙の報道を読んで愕然とした――。

photo by gettyaimages
 

読売新聞(26日付朝刊)が2面右肩に「中国ルール違反 座視せず―ペンス演説、香港・台湾・ウイグル挙げ」の見出しを掲げて、そして日本経済新聞(同)は「ペンス氏演説―対中強硬一段と、『中国、一層攻撃的に』『香港対応は抑制を』『ナイキ、良心を捨てた』」の見出しで15面すべてを割き、それぞれ大きく報じた。

両紙の報道は、見出しからも分かるように、ペンス演説が昨年10月同様に対中強硬トーンで終始したとの印象を読者に与えるものであった。

対して同日付朝刊の毎日新聞と朝日新聞の記事の内容はもとより、前者が2面に「『中国より攻撃的に』―米副大統領、圧力強調」の見出し付き52行の記事、さらに後者は国際面に「ペンス氏、演説で中国批判―中国、『うそ』と猛反論」の見出しを掲げたわずか42行の記事であった。ペンス演説の重要性を殆ど理解していないのではないか、と驚いた。