たまの休日でも、外が寒いと出かけるのが億劫に感じる人も多いかもしれません。そういう時は、お家にこもって映画鑑賞してみるのはいかがですか。今回は、モデル・女優の高山都さんに、気持ちよく泣けて、心が温まるおすすめ映画を教えてもらいました。

連載「高山都のゆるごこちLIFE」では、高山さんのライフスタイルを通じて、毎日の生活を彩るヒントなどをお届けしています。
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映画を見て、泣いて……。
明日からも頑張ろうと思える時間

ちょっと心が疲れてしまったなと思う時や、人にあんまり会いたくないなという時、ありませんか? そういう時、私はあえて家にこもって映画を何本も見たり、本を読んだりしています。たっぷり作品を吸収して、自分を満たして、思いっきり泣いて。そうすると、「よし、明日からも頑張ろう!」と思えるんです。

一時期、お芝居の勉強も兼ねて、映画を見漁った時期がありました。レンタルビデオショップの邦画の棚にある作品を全部見たこともあったなぁ(笑)。最近は、NetflixやHulu、Amazonプライム・ビデオなどのサービスがあるので、DVDを借りに行かなくても気軽に映画を見られるようになって便利ですよね。

仕事が忙しくなると家で観る時間がなかなかとれないので、長時間のフライトや移動時間に、ダウンロードしておいた映画を観ることもあります。新作・旧作問わず、気になった作品はいつもリストアップしています。何度も同じ映画を観ることも好きなので、お決まりの映画は何本かあります。今回は、リピート率の高いおすすめ3作品をご紹介します。

『きみに読む物語』

『きみに読む物語』発売中 ¥1,143(税抜)/発売元:ギャガ ©2004 NEW LINE PRODUCTIONS,INC. ALL RIGHTS RESERVED.

これは、何度見ても泣いてしまう、大好きな映画です。療養施設にいるアルツハイマー症の老婦人に、老人男性が優しく物語を読み聞かせるというハートフルな作品。純愛というか、まっすぐに人を好きになることが描かれていて、見終わった後は、本当に心が温まります。自分の人生の最期は、こんな風に終えられたらいいなと思います。

ラブストーリーだけれど、そんなにベタベタしていないから好き。恋愛映画のなかには、愛だの恋だの面倒くさいなと思ってしまう作品もありますが(笑)、この映画はじんわり心にしみて。人が一生懸命生きた証を感じるし、エンディングも気持ちのいい終わり方でリピート率1位の作品かも。

個人的には、ライアン・ゴズリングのお芝居がとてもいいなと思います。『ラ・ラ・ランド』の役柄とはまた違うライアンで、男臭くて骨太な感じが好きですね。

『リトル・ミス・サンシャイン』

『リトル・ミス・サンシャイン』ブルーレイ発売中  ¥1,905(税抜)/発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン ©2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ワケあり家族の姿をコミカルに描いたロードムービーです。出てくる登場人物は、どこか欠けているというか、何かが足りなくて、クセがある人たちなのですが、だからこそ、とても愛おしく感じる作品。ヒロインの女の子も、特別かわいいわけではなく、むちむちしているメガネっ子。そんな彼女が美少女コンテストのクイーンを目指して頑張る姿や、家族をまとめようと引っ張っていく姿が、本当に愛おしくて、抱きしめたくなります。

バラバラだったみんなの気持ちが、ひとつになっていく感じもとても温かくて何度観てもいいなと思います。画もかわいいので、ぜひ観てほしいです。

『湯を沸かすほどの熱い愛』

『湯を沸かすほどの熱い愛』発売中 ¥4,800円(税抜)/販売元:TCエンタテインメント ©2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

日本アカデミー賞で優秀作品賞や最優秀主演女優賞など、賞レースを席巻した“熱い”映画。映画館で初めてこの作品を見た時は、感動して、嗚咽しました。余命わずかの宣告を受けたお母さんが、残された時間のなかで、いろいろと目標を達成していく物語。家族のあり方や関係性を考えさせられたし、宮沢りえさんが演じる母の強さと愛と行動力に圧倒されました。
 
中野量太監督は、この作品が商業映画デビューだったのですが、主演の宮沢りえさんは脚本を読んで、出演を引き受けたそうで。それぐらい脚本がいいんです。疲れてしまった時や、思いっきり泣きたい時や、感情を揺り動かしたい時に観るのをおすすめします。

Photo:Kiyoko Eto Hair&Make-up:Chika Suzuki(A.K.A.) Text:Naho Sotome ※衣装は高山さん私物