撮影/佐藤圭
# 動物

希少画像撮った! 獲物をくわえて運ぶ、北海道だけに住む森の狩人

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フェレットもカワウソもラッコも仲間

雪が積もりだした高山の岩場で、エゾクロテンに出会いました。

 

冬に備えて貯食中のエゾナキウサギを探していたら、突然、笹薮から現れ、こちらを振り向くこともなく横切って行きました。

クロテン(黒貂)という名前ですが、頭から胴体全体は白っぽい黄色で、黒いのは脚としっぽだけでした。日本では北海道の一部にしか生息していません。

岩と同化して見えにくいかもしれませんが、口には獲物をくわえています
 

撮れた画像を確認すると、口にはネズミをくわえていました!

エゾクロテンは、イタチ科の動物で、ネズミやリス、ときには自分より大きなエゾユキウサギも補食する狩人です。木登りも上手いので、樹上で生活する動物たちも狙われます。

イタチ科にはイタチやオコジョ、フェレットなどがいて、なんとカワウソとラッコもイタチ科の仲間です。そういえば、みんなしなやかな体型ですね。

山で撮影をしていて、エゾクロテンに出会うことはめったにありません。

大正時代から狩猟が禁止されているので、絶滅の危機に瀕しているということはないようですが、警戒心が強くて、人前には現れないのだと思います。

たまに、夜間に道路脇に立っていたり、横切る姿を見ることがありますが、そんなときに撮影するのはまず無理です。

奇跡の出会いに感動し、その日は、一日中幸福感に包まれていました。

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