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# 規制緩和

規制改革派の元官僚「原英史」をバッシングする「黒幕」の正体

反改革派が着々と成果

不思議な追及キャンペーン

いま、元官僚の原英史・政策工房社長が一部メディアや野党から猛烈なバッシングを受けている。原氏は事実無根の人権侵害だとしてSNSを駆使した反論を展開しているので、関心を持って推移を見ている人も多いに違いない。

原氏は霞が関や永田町で「政策」を扱う人たちの間では「改革派」としてつとに有名だが、一般にはこれまでさほど知られた存在ではなかった。

それが突然、原氏追及キャンペーンが始まったのは2019年6月11日のこと。毎日新聞が1面トップで、「特区提案者から指導料 WG委員支援会社 200万円、会食も」の見出しと、原氏の顔写真が付いた図版を掲載。その後、6月15日まで5日間連続1面で報道した。あたかも天下の極悪人を追及するといった扱いである。

 

もっとも、毎日新聞以外は無視で、まったくと言ってよいほど報じていない不思議な“事件”である。

原氏は即日SNSで200万円をもらったり会食したりした事実はないと反論、毎日新聞に謝罪を求める内容証明などを送ったが、毎日新聞はその後も同様のニュースを発信し続けたため、6月26日付けで毎日新聞社を提訴、裁判になっている。

訴訟になると他のメディアは報道しにくいので、一時、両者の紛争は下火になるかにみえた。毎日新聞側が訴訟の場では「原氏が200万円を受け取ったとは書いていない」と主張を変え、どうみても毎日新聞の旗色が悪くなっていた。ところがそこに新たな「援軍」が現われる。