初めての土地へのショートトリップ。限られた時間の中で、楽しく効率よく回りたい。そんな時、情報収集はローカル(地元住民)に聞くのがいちばん確実。今回、茨城県を案内していただいたのは、夫婦アートユニットの檻之汰鷲さん。

古くは日本美術界の指導者・岡倉天心が居を構え、詩人・野口雨情を生んだ町。数々の芸術家を輩出した北茨城市では、アートによるまちおこしを今も進めています。アーティストを魅了するまちの魅力に迫ります。

茨城空港からのアクセス
北茨城市まで約95㎞(北茨城市役所まで)常磐自動車道を経由して約74分

ふだんの生活をアートに。
古民家ギャラリー&アトリエ

ARIGATEE

敷地内には馬小屋をリノベーションしたギャラリー“ウマイエ”も。

檻之汰鷲さんのギャラリー&アトリエ。ペットボトルで作るいかだや、地域住民と共に制作するオリジナルフラッグなど、肩肘を張らずに楽しめる作品のアイディアは、いつもふだんの“暮らし”から見出す。

制作中の絵が壁一面に。アトリエ見学の醍醐味。
築150年超えの古民家を改修。珍しい古道具も展示。

「見た人がそれぞれの価値基準を発見し、自分の人生にフィードバックしてもらえたらうれしい」。訪問の際は、必ず電話で事前予約を。

ARIGATEE(アリガテエ)
北茨城市関本町富士ヶ丘2517
☎0293-24-5231
https://g.co/kgs/7PXDtY

岡倉天心が見つけた理想郷。
五浦にある海の見える美術館

茨城県天心記念五浦美術館

常設の岡倉天心記念室は、入館料一般¥190、満70歳以上¥90、高大生¥120、小中生¥80。

日本の伝統美術を世界に広め、守ろうとした岡倉天心の生涯を書簡や遺品と共に紹介。晩年、五浦に移り住んだ天心は、当時、若手画家であった横山大観、下村観山、菱田春草、木村武山を呼び寄せ、新しい日本画の創造に邁進。

岡倉天心像。

のちに日本を代表する画家となった彼らの貴重な作品も展示。明治時代の五浦の空気を感じながら、楽しむことができる。

広大な敷地を誇る美術館のエントランス。小高い山の上にあるため、太平洋が一望できる。

茨城県天心記念五浦美術館
北茨城市大津町椿2083
☎0293-46-5311
営業時間:9:30~17:00
定休日:月・年末年始


\とっておき宮城土産/
天心風呂敷

岡倉天心がボストン美術館に勤務していた時代に愛用していた風呂敷を再現。日常の小物にまでも、そのセンスの良さが現れている。風呂敷を一枚持っていると、旅行の際、荷物をまとめる時などに便利。茨城県天心記念五浦美術館のミュージアムショップで購入可能。¥1600