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相続放棄したのに…ゴミ屋敷に100万払わされた30代女性の勘違い

空き家問題の解決は、そう簡単じゃない

「片付けられない」父の死

「だって、私、相続放棄したんですよ。なんでこんなことになるのかまったく理解できません」

東京都に在住のAさんを困らせているのは、今話題の空き屋・ゴミ屋敷問題でした。Aさんは現在30代前半で、アニメ好きの色白小柄な今時の女性です。

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Aさんは1年ほど前に京都に住む父親を亡くしました。

母親はその数年前にすでに亡くなっており、父親は一軒家に一人暮らし。Aさんは一人娘でしたが、20代後半の頃に勤めていた祇園のお店で知り合った50代前半のお客さんと結婚。夫の家のある東京に移り住み、以来父親とは疎遠になっていました。

「父は何でも取っておくタイプで、昔読んだ本から、100円ショップで買ったチープな台所用品まで家中モノで溢れていました。母が生きているときは無理やり捨てていたのですが、母が死に、私が東京に出て行ってからはガラクタを捨てる人がいないため、ほとんどゴミ屋敷になっていたようです」(Aさん)

 

Aさんが、久しぶりに実家に帰ると、家の中から庭まで粗大ごみが積み重なり、平屋だったこともあって室内には日の光もほとんど入りません。家の中からは異様な匂いがしていたといいます。

驚いたAさんが注意すると「わかった、わかった」というものの、片付ける様子はありません。こうしてますますAさんは実家との距離が遠のいていったのです。