11月 2日 上野公園内に東京科学博物館が開館(1931年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

関東大震災で被害を受けた「教育博物館」が、「東京科学博物館(現在の国立科学博物館)」として上野公園内に再建され、1931年のこの日、一般公開が始まりました(建物の竣工は同年9月)。

  国立科学博物館 日本館 photo by public domain

東京科学博物館の歴史は、1871年に東京・湯島聖堂内に設置された、文部省博物局の観覧施設から始まりました。その後「文部省博物館」「東京博物館」と名を変え、1877年に「教育博物館」として上野山内、西四軒寺跡(現東京芸大の場所) に、場所を移しました(後に「東京教育博物館」、さらに再び「東京博物館」と改称)。

こうして徐々に展示施設や、標本などの展示物・収蔵資料の拡充が図られてきましたが、1923年の関東大震災で施設、標本のすべてが焼失。それから8年の時を経て、上空から見ると飛行機形に見える、モダンな建物に生まれかわりました。

【写真】
  国土地理院国土画像情報で見た国立博物館の本館(現・日本館)。上から見ると飛行機の形をしていることがわかる photo by Geospatial Information Authority of Japan

施設名は2月に「東京科学博物館」に改称され、建物は6月に竣工しましたが、この日に天皇皇后両陛下の行幸啓を仰ぎ開館式を挙行、現在の国立科学博物館の開館記念日とされています。

1949年に文部科学省所管「国立科学博物館」となり、規模が拡大されました。現在、動物・植物・ 地学・人類・理工学の各研究部を有し、上野のほか、東京・港区白金台に付属自然教育園、茨城・筑波地区に実験植物園と研究施設、と3地区で活動を展開しています。

1931年のこの日に公開された建物は、日本館として現在も多くの来館者でにぎわい、また国の重要文化財指定にも指定されています。