2015年のハロウィンの渋谷〔PHOTO〕Gettyimages

ハロウィンのバカ騒ぎが「渋谷で」エスカレートしてしまう深いワケ

スクランブル交差点の魔力

何となく始まったお祭り

今年のハロウイン期間は渋谷駅周辺は「禁酒エリア」となった。

そこそこ効果が出ているようだ。

もともと自然発生した祭りである。指導者がいるわけでもなければ、渋谷駅前で場所取りをしている人もいない。イベントがない。核がない。ただ多くの人が集まっているばかりである。何となくあのへんを歩きまわりたいだけなのだ。禁止されると、強く反抗してまでやる行為でもない。

昨年のハロウィンの渋谷〔PHOTO〕Gettyimages
 

そもそもいまの大人たちが考えているよりはるかに、いまの若者は聞き分けがいいのである。自分たちが若かったころを基準に、いまの若い人を見るのはやめたほうがいい。はっきり言って、育った国が違う。みんな育ちがいいのだ。

日本のハロウインは、何となく始まった「お祭り」である。

海外ではそういう祭りがあると聞き、それを真似しているうちに広まっていった。なぜ始まったかと探ってもあまり意味がない。ほぼ「おもしろそうだから真似をした」というのがその起源だ。

奈良に都があったころ、大陸の祭を真似て取り入れてやってみたら楽しかったというお祭りと一緒である。続いたら伝統になる。そういうところは1000年くらい構造は変わっていない。