11月 5日 南米のイタイプ発電所・ダム完成(1982年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1982年のこの日、ブラジル・パラグアイ国境のパラナ川に建設されたイタイプ水力発電所のダム(イタイプダム)が、 1975年の建設開始から16年の年月をかけて完成しました。

出力は1260万キロワットで、中国の三峡ダム発電所(出力2250万キロワッ ト)が2009年に完成するまで世界最大のダムとして知られていました。中空重力式コンクリートダム、バットレスダム、ロックフィルダム、アースダムという異なるタイプのダム群から構成されています。

【写真】イタイプ発電所のダム
  イタイプ発電所のダム photo by International Hydropower Association

ここで発電した電力は両国で均等に分けられますが、人口の少ないパラグアイではこれほどの電力は必要なく、余剰電力はブラジルに「輸出」していて、パラグアイ国家財政にとってかなり大きな比重を占めているそうです。

ダムの長さは1400メートルもあり、満水時の貯水湖は琵琶湖の面積の2倍にもなります。ちなみに、このダムの下流には世界三大瀑布のひとつとされるイグアスの滝(イグアスとは、先住民のグアラニ族の言葉で大いなる水の意味)があり、このダムとあわせて観光名所として知られています。

【写真】イグアスの滝
  イグアスの滝 photo by gettyimages