単純にマイニング報酬が半分になるということは、同じ量のビットコインをマイニングしている限り、マイナーが手にするビットコインは半分となることから供給量の減少につながる。
ビットコイン価格は需要と供給のバランスが大きな要因であることを考慮すると、供給量の減少は価格上昇圧力となるだろう。

つまり、半減期は上昇要因と捉えることができる。
来年の春から夏のどこかで半減期を迎えるこはほぼ確実であるなか、半減期を利用した「イベントドリブン」が機能するかどうかは過去起こった半減期の動向を確認するのが手っ取り早い。
ビットコインは再び「爆上げ」へ…?
過去2回は上述の通り2012年11月と2016年7月に発生しているが、第一回目に関しては、詳細なデータが乏しい上、参加者も少ないことから参考としにくい。
ちなみに国内仮想通貨交換業者の老舗であるbitFlyerの設立は2014年1月、テックビューロ(交換業はフィスコ仮想通貨取引所に譲渡済で、仮想通貨交換業の登録廃止を年内に行う予定)も2014年6月に設立されており、第一回目の半減期を興味深く見ていたユーザーは投資家というよりは、ブロックチェーンの将来性に魅入られていた技術者がほとんどだっただろう。
こうした理由から参考となるのは第二回目である。