「日本の男性は平均して父親としての自覚が足りない」

この言葉を聞いて皆さんはどう感じるだろうか。

「いや、そんなことない」という声もあるだろうし「確かに持てていない」という声もあるだろう。そもそも「自覚」という言葉の重みも人によって違うので、様々な立場から異なる見解があって当然である。

しかし、次の数字を見た後ではどうだろうか。

共働きでも家事育児をしない日本人男性

内閣府の「平成28年社会生活基本調査」によると、6歳未満の子を持つ夫の1日の平均育児関連時間はたった49分で夫婦の合計時間の18%しかなく、その少なさは先進国トップである。

この数字は、共働き世帯が全体の6割以上を占めている事実と合わせると、仕事と家事育児の分担が男女でバランスがとれていないことを示している。

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例えば算数の問題として、共働き世帯が60%、専業主婦世帯が40%の割合で存在し、どの世帯も育児関連時間が同じであり、共働き世帯では夫婦で50%ずつ専業主婦世帯では妻が100%の割合で育児に携わるという極端な仮定をすると、男性の平均育児関連時間は全体の30%と計算される。

実際は、共働き世帯以外が全て主婦世帯ではないし、主婦世帯でも妻の平均育児分担率は100%には達さないので、この30%という数字は下限値となるはずだが、それを遥かに下回る18%という調査結果は、日本では共働き世帯でも妻が育児の大部分を担っているいわゆるワンオペ育児世帯が多いという事実を明確に示している。

つまり、日本人の男性が女性よりも家庭責任、親としての自覚が足りていないことは、客観的な事実なのである。