自分の得意分野で勝負せよ
東京証券取引所に上場している企業は現時点で3650を超えている。

投資に当たって、プロのようにすべての銘柄に目を光らせるのは、困難である。仕事でやっているわけではないし、おのずと限界がある。
そこで、個人投資家が有利に戦うには、「得意分野」「知ってる会社」「興味のある会社」に対象を絞ることを薦めたい。
こうした会社ならば、20社くらいでも業績を追い、テクニカルの検証をスマホなどで適宜行うことができるはずだ。
追跡のやり方は、自分の立場でよく知っている業界、テーマ、会社を第一にするのが良い。知っているだけで有利であり、詳しく業績の動向などもつかみやすいからだ。
私は建設、不動産、食品、電機、医療、自動車などに興味があり、詳しいのでその分野で勝負している。
主に得意分野の中で底値確認、押し目、売り時などが見えてくる。
このような習慣を持つことで「勝ち癖」がついてくる。
順調なトレードの習慣がつけば、失敗、損切りが少なくなり、投資効率が良くなり、運用資産が増えてくる。
それが20%でも、30%にでもなれば、資産は雪だるま式に増え、やがては倍々の資産増加につながるのだ。
「資産を1億にした」という人たちは、失敗しないやり方を守り、運用実績を上げて、雪だるま式に資産を増やしている。
ある人は、不人気の小型株を買い集めて四季報に載った。
ある程度増えれば、元金を省いても、運用資金は潤沢になるので、投資に余裕が出てくる。
この余裕が好循環となり、「勝てる投資のスタイル」が確立するのだ。
日ごろのトレードでは、まずは勝ち癖をつけることが大切だ。その習慣こそ、株で勝つための「100則」の神髄である。