2019.11.12
# 自己啓発

稼げる人は、なぜ「他人への期待値が低い」のか?

人事のプロは知っている
松本 利明 プロフィール

稼げる人は上司に期待しない

「仕事もできるし、人望もあり、この人についていきたい」と思える上司の下で働きたい。この理想は、概ね裏切られてしまいます。

Photo by iStock

理想の上司に出会える確率は、2割もないと言われています。

リスクも責任もとらずに逃げる、上には弱いが下には強い、指示が思いつきで振り回される……職場で感じる不満は、上司と関わりあることが大半です。

南カリフォルニア大学のローレンス・J・ピーター教授によると、階層組織にいる人は役割を果たせる限り昇進し続け、役割をこなせなくなったら、その階層で留まるそうです。

例えば、係長まで優秀でも課長では通用しなかった人は、リストラがなければ「課長」のまま。

その結果、上司の8割以上は無能であると調査結果を報告しています。

よって上司に「理想像」を持つと、期待する分だけ大きく裏切られることになります。

 

裏切られた分だけ、「うちの上司は使えない……」と愚痴りたくなります。

しかし、いくら愚痴を言っても上司は変わりません。組織にいる以上、上司を選ぶこともできません。

もっと言うと、上司も何か評価される点があったので昇進したわけですし、人間なので完璧ではなく、いい所もあれば悪い所もあり、誰もが発展途上なのです。

稼げる人は、上司を含め、仕事を進めていくときの関係者を、「一緒に旅をしている仲間」というスタンスで捉えています。

『西遊記』であれば、ゴールである天竺をみんなで目指していますが、旅の目的はそれぞれ違います。孫悟空、猪八戒、沙悟浄、それぞれ個性も違います。三蔵法師も、ときにはさらわれてしまうなど、完璧な存在ではありません。

『ワンピース』も、ルフィ、ゾロ、ウソップ、サンジ、それぞれのキャラは強みも弱みも違いますし、それぞれの人生のストーリーの中で旅に参加しています。

SPONSORED