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【保存版】夫・妻が亡くなった後「年金受給額」はこう変化する

人生最後の「ひとり暮らし」の実態

定年後は、夫婦二人で支え合って生きる。確かにそれが理想だが、現実は、夫と妻、どちらかが先に亡くなる。人生最後の「ひとり暮らし」の実態を知っておこう。

払いすぎた年金を返せ

「80万円の年金の過払いが発生していますので、ご返納ください」

埼玉県に住む飯田香さん(72歳・仮名)の元にこんな連絡が来たのは、'15年春に夫が亡くなり1年が過ぎたころだった。

連絡を寄越してきたのは、日本年金機構や年金事務所ではなく、企業年金連合会という耳慣れない組織だったという。飯田さんが振り返る。

「夫が亡くなった後にやらねばならない、企業年金の支給停止手続きを忘れていたようだったのです。突然80万円を返せと言われて、はじめは詐欺か何かだと思い、動転しました」

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企業年金の中には、遺族への支払い保証期間があるものもある。だが、飯田さんの場合は残念ながらそれがなかった。

しかも飯田さんは、年金関連はすべて夫にまかせっきりだった。死後の手続きや相続も長男に手伝ってもらったという。

「分からないなりに年金事務所で手続きをしました。でも、企業年金の停止手続きまで頭が回っていなかった」(飯田さん)

 

頼りに思っている夫・妻が亡くなれば、残されたあなたひとりで人生を生きていくことになる。

夫婦で暮らしていたときと比べて生活は激変する。とりわけ、収入と支出の変化は大きい。

夫が今、どんな年金をもらっていて、夫の死後、妻はどれくらい年金収入が減るのか。逆に妻が先に亡くなれば、夫はいくら税金や健康保険料を払っていくことになるのか。家計の支出はどう変わるのか。即答できる人はいないだろう。

夫婦の老後生活の先には夫ひとり、あるいは妻ひとりの人生が待ち受ける。その現実と、損をしない方法を、パターン別にお教えしていこう。

多くの定年後夫婦にとって、収入は年金だけだ。それが夫・妻の死後にどう変わるのか。この章では年金収入の変化から見ていくことにする。