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韓国経済を襲う恐ろしき「半導体不況」、GDPもヤバい状況に…

利益9割減の企業もある

足元で世界的に半導体市況の低迷が鮮明化している。

それに伴い、半導体産業への依存度が高い韓国経済は一段と厳しい状況に追い込まれつつある。

10月24日、世界第2位のDRAMメーカーである韓国のSKハイニックスが発表した7~9月期の決算では、営業利益が前年同期比93%減となった。

世界最大手サムスン電子の業績も減益続きだ。

 

それに加えて、韓国にとって最大の輸出先である中国経済は、これまでのインフラ投資主導型の経済成長の限界を迎えている。

中国では、今後、積み上がった債務問題が深刻化することも懸念される。

中国向けの輸出が短期的に回復することは考え難い。

中国など海外への輸出依存度の高い韓国経済は、これからさらに厳しい状況を迎えることが懸念される。

文在寅政権の経済政策の運営が一段と重要になるはずだ。

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厳しさ増す韓国半導体企業を取り囲む環境

近年の韓国経済は、中国などへのIT関連部品などの輸出によって景気の拡大を維持してきた。

それを主導したのが、サムスン電子とSKハイニックスの大手エレクトロニクス企業だった。

ただ、ここへ来て、両社ともにドル箱の半導体事業の業績が悪化している。

特に、SKハイニックスの業況は深刻だ。

7~9月期SKハイニックスは、DRAM価格の下落が大きく響き大幅な減益に陥った。

同社では半導体の在庫が積みあがっており、生産能力の調整も避けられないと見られる。

同社の経営陣は徐々に半導体市況が持ち直すとの見通しを示しているが、今のところ先行きは不透明だ。