ラッキーピエロ 港北大店
# 飲食店

函館・ラッキーピエロが「奇跡のご当地チェーン店」と呼ばれる理由

ハンバーガーだけが魅力じゃない

函館で一番「Tシャツ」を売り上げる店

函館市の観光客の人数は2018年で526万人(函館市観光部調べ)であった。沖縄県全体の観光客数が1000万人(沖縄県文化観光スポーツ部調べ)であることと照らし合わせて見れば、観光地・函館の魅力はとても大きいことがお分かりいただけるだろう。

函館ベイエリアの「ラッキーピエロ マリーナ末広店」。客層の95%が観光客だという

ここで質問。「函館でTシャツを一番販売しているところはどこでしょうか」――答えは「ラッキーピエロ」というハンバーガーレストラン。2018年に1万7000着を販売したということから、地元のアパレル業界関係者がそう述べている。

「ラッキーピエロ」の創業は1987年6月で、観光スポットの函館ベイエリア近くに32席でオープンした。現在は函館市内とその周辺に17店舗を展開し、年間240万人が来店しているというから単純計算で1日6575人、つまり1店当たりの1日の来店者数は386人。大変な繁盛店揃いである(後述するが店の規模には大小がある)。

 

ちなみに、函館市の人口は25万6000人(2019年9月時点)で減少傾向にある。同じエリアで競合店となるマクドナルドは6店舗、モスバーガーとロッテリアが共に2店舗というから、「ラッキーピエロ」が叩き出す数字のすごさがお分かりいただけるだろう。

地元の人にとっては親しみを込めて「ラッピ」と呼ばれ、増え続ける観光客にとっては必ず立ち寄る場所となっている。そして「ラッピ」は現在出店している函館エリア以外に出店しないと断言している。このような希少性が函館市民にアイデンティティを抱かせ、観光客にとってはご当地性を十分に感じさせるのであろう。