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株価急落、いよいよ「ソフトバンク・ショック」を警戒すべきワケ

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ソフトバンク「売り」が始まった!

カリスマ経営者の孫正義氏が率いるソフトバンクグループで、ここへきて「異変」が起き始めた。

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発端は、ソフトバンクグループ傘下の「10兆円ファンド(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)」の投資先である米ウィーカンパニーをめぐるトラブル。ウィーカンパニーは『ウィーワーク(WeWork)』を運営するシェアハウス大手で将来有望視されていたテックカンパニーだが、ここへきて資金繰り問題が急浮上。それが出資元であるソフトバンクグループの経営を直撃しているのだ。

「もともとウィーカンパニーは9月に新規上場(IPO)をする予定だったが、経営幹部をめぐるスキャンダルなどが発覚して上場延期に追い込まれた。赤字でも成長を優先する積極経営で突き進んできた同社だけに、まさかの上場延期で資金繰り問題が一気に噴出。これが大株主であるソフトバンクグループに飛び火しているわけです」(アナリスト)

 

ソフトバンクグループへの影響は、まずなによりウィーカンパニーの「価値急落」が大きい。

「10兆円ファンドを設立して以来、ソフトバンクグループは『ファンド会社化』を進めており、未上場などの有望企業に投資をして、その上場によって大きな利益を手にしてきた。ウィーカンパニーもそんな有望先のひとつで、その企業価値は『5兆円』とも言われていた。

しかし、今回のトラブル後にはその価値急落が止まらず、一部で現在の価値が『約8000~9000億円』にまで落ちていると報じられるほど。ソフトバンクグループの将来性を危惧した投資家による『ソフトバンク売り』に発展しているかたちです」(前出・アナリスト)

ファンドであれば投資先の経営悪化がみずからの経営に跳ね返ってくる――。ソフトバンクグループはここ数年で急速にファンド化を進めてきた中にあって、いままさにその巨大リスクに直面しているというわけだ。