「瞳に映った景色」からアイドルの自宅を特定した男「驚愕の手口」

プロでもなんでもない素人が…
週刊現代 プロフィール

家族、友人の写真からでも

'13年9月、衣料品チェーン「しまむら」の苗穂店内で、子連れの主婦(当時43歳)が店員を土下座させ、その様子をツイッターに投稿した。すると、ネット掲示板の2ちゃんねるで、「不愉快極まりない」「悪質クレーマー」などと女性に非難が殺到し、「炎上騒ぎ」になった。

「ネット掲示板を利用する不特定多数の人が、ネット上に残っている痕跡を総当たりして、情報を持ち寄ったのです。まず女性が過去にSNSに載せていた写真や投稿が拡散されました。そして、住宅地図から住所が特定されました。

わずか半日足らずのことです。実際に、近くに住んでいる人が特定された女性の家を訪れ、娘と一緒にいるところを写真に撮って、ネット上にアップするという事態にまで発展しました」(井上氏)

 

こうした例はほかにもたくさんある。では、具体的に個人情報はどのように特定されていくのか。

住所 ネット上にあげたプライベート写真に、政治家のポスターなどが写り込んでいれば、選挙区からエリアが絞り込まれてしまう。さらに特徴的な看板や建物、電柱の番号などが手がかりになることもある。

勤務先 まず過去の写真から生活圏が割り出される。さらにSNSの投稿などから職業がバレて、職場が特定される。

家族構成 妻や夫の悪口をSNSで書いていれば、配偶者がいることは一目瞭然。さらに子どもの運動会の写真などを投稿していれば、そこから子どもが通う学校まで特定されてしまう。

学歴 フェイスブックの友人に同じ出身校の人間が複数人いれば、友人たちのプロフィールから出身校が特定される。同窓会の写真からバレることもある。

以上はほんの一例である。思いもよらない写真や投稿から個人情報が特定されてしまうのだ。

本人ではなく、友人や家族がSNSに写真をあげていても、そこから個人情報が漏れてしまう可能性がある。