「瞳に映った景色」からアイドルの自宅を特定した男「驚愕の手口」

プロでもなんでもない素人が…
週刊現代 プロフィール

日差しの角度で部屋を割り出す

事件には至らないまでも、こうした居場所の特定はネット上では日常茶飯事だ。

過去には、アナウンサーの故・小林麻央さんが入院先の写真をブログにアップしたところ、病院を特定されるという騒動も起こっている。写真に写る壁紙が、病院のホームページで紹介されている病室の写真と酷似していたことから、バレてしまったのだ。

 

突き止めたのは、プロでもなんでもない素人だ。

それは今回の事件についても同様である。松岡さんを恐怖に陥れたストーカー・佐藤は、自動車整備士だった。佐藤を知る近所の住人が語る。

「彼はさいたま市内の自動車販売店で整備士として働いていました。車の鍵の調子が悪くなったので、一度修理をお願いしたことがあります。『早めに点検したほうがいいですね。鍵は怖いですから』と丁寧に対応してくれた。どこにでもいる好青年という印象です」

今回の事件は、ネット上にアップした一枚の写真がきっかけとなった。注意をして見れば、たった一枚の写真にも実に多くの情報が含まれている。

そして、ネット上にはそれを裏付ける材料がたくさん転がっていると語るのは、ITジャーナリストの井上トシユキ氏だ。

「佐藤は、松岡さんがツイッターで配信した動画を見て、カーテンの位置や窓の光の差しかたなどから、部屋の位置まで把握していたようです。動画の配信時間と陽の差し込む向きがわかれば、その部屋がどの方角に面しているのかがわかります。

また部屋の数やドアの位置がわかれば、不動産サイトの内覧用映像や間取り図と突き合わせることで、具体的にどのマンションに住んでいるのか特定することも可能です」

ネット上にある断片的な情報をつなぎ合わせることで、住所を絞り込んでいったのだ。

過去にこのような手口で住所を特定されてしまった人がいる。