# 人生100年時代

老化を防ぎたいなら「前頭葉」と「男性ホルモン」に注目せよ

「人生100年時代」の健康戦略
和田 秀樹 プロフィール

もっと「肉」を食べよう

食事制限をして、肉の摂取を控えてコレステロール値を下げたとしても、男性ホルモンが抑えられて、老け込んだ老人をつくるだけなのです。

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また、薬物によって、コレステロール値を一定以下にすると、死亡率が上昇するというデータも明らかになっています。

コレステロールを抑え、心筋梗塞のリスクを減らすと日本の医師は言いますが、日本では心筋梗塞で亡くなる人は欧米に比べて少ないので、生活の質を考えても、コレステロールを抑制などしないほうが賢明でしょう。

 

日本人の食生活が欧米化してきたと言われていますが、いまでもアメリカ人が1日に300グラムの肉を食べるところ、日本人は80グラムしか食べていません。それが高齢者であれば、食べている量はもっと少ないでしょう。

これでは男性ホルモンのレベルが落ちて、加齢とともにどんどん元気を失ってしまいます。肉食で少々太り気味の人のほうが、実は長生きであるという研究結果も最近では出されています。

肉やコレステロールを悪玉と考えず、積極的に摂っていくことがこれからの高齢者には必要なのです。