# 人生100年時代

老化を防ぎたいなら「前頭葉」と「男性ホルモン」に注目せよ

「人生100年時代」の健康戦略
和田 秀樹 プロフィール

男性ホルモンを活性化させる

「意欲」の減退を防ぐには、前頭葉の機能維持の他に、もうひとつ、男性ホルモンを活性化させることも有効です。

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女性は加齢とともに男性ホルモンが自然に増えてきますので問題ありませんが、男性の場合は年齢とともに減ってきますので、その維持を心がける必要があります。

男性ホルモンにはいくつか種類がありますが、テストステロンが意欲に大きく関係しています。テストステロンは性機能の面にも関係していますが、攻撃性や好奇心、人への興味、集中力や判断力といった精神面に深くかかわっています。

そのためテストステロンが低下してくると、他者や社会への関心や、何かをしようという意欲も薄れ、活動レベルが低下していくのです。これが、日本に多い「元気のない老人」の典型例と言うことができます。

 

男性ホルモンを保つために私たちができる対策は、基本的には食生活の改善です。男性ホルモンの原料となるのはコレステロールであるため、中高年になってからも積極的に肉食を取り入れることが、男性ホルモンの維持につながります。

これまで長らく日本では、コレステロールが身体に悪いとされて、下げるよう医師は中高年に指導をしてきました。しかし、コレステロールを下げる薬の服用によって、EDになることが珍しくありません。