# 説明

うまい説明のコツは「なんでもポイントを3つに絞る」こと

常に「3つ」を意識しよう
齋藤 孝 プロフィール

『嫌われる勇気』が売れたワケ

また、ベストセラーとなった『嫌われる勇気』という本は、アドラー心理学についての本ですが、もしこれが、『アドラー心理学概説』といった題名だったらベストセラーにはなっていなかったのではないでしょうか。

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いずれも強い表現や意外性などで、人の興味を引くもので、内容を伝えようという普通の説明とは違う視点から考えられています。説明するものにだけフォーカスするのではなく、それ以上に、受け手の気持ちを重視してこそいいキャッチコピーが考えられます。

定説や思い込みを覆すようなインパクト、何かの慣用句をもじったり、ちょっと危機感を煽ったり、損はしたくないという欲を刺激したり……、いろいろな方向性のキャッチコピーが、この世の中には溢れています。

 

私たちの身のまわりにあるCMや広告など、日ごろから、どういう手法で人の心をつかんでいるのか意識してみると、とても参考になるはずです。

要約力は確かな論理力が基盤となっていますが、キャッチコピーはセンスによるもの。この二つの力がうまく作用することで、いい説明になっていきます。