# 説明

うまい説明のコツは「なんでもポイントを3つに絞る」こと

常に「3つ」を意識しよう
齋藤 孝 プロフィール

キャッチコピーで興味をひく

説明は、本質を言い表すようなキャッチコピー的な一文から始めて、各要素の説明に入っていくのが基本構造となります。

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ポイントを三つに絞り説明していくという部分は、内容の要約力が求められています。説明に使うキーワードを選び出し、それをハサミとノリでつなげていくような要約作業です。

しかし、説明冒頭のキャッチコピーは、内容の要約とは少々違います。内容を要約して言い表そう、説明しようとそればかり考えていると、いいキャッチコピーにはなりません。

 

人の心をぐっと引き寄せるのがキャッチコピーであって、単なる要約だと、「ふーん、そうなんだ」という程度で、相手の心に引っかからないことが多いのです。

聞き手によって、それぞれ関心のある部分、興味を持つポイントも違ってきます。聞いている人は、どう言えば心を動かされるのか、そこから考えていくのがキャッチコピーです。

私が近年刊行した本に、『不機嫌は罪である』という題名の本があります。自分の本ながら、「罪」という言葉を題名に使うのは少々言いすぎかなと最初は思いました。

しかし、「不機嫌」はよくないものだと意識させるには、そのくらい強い言葉のほうがいいのかもしれないと、あえてこのタイトルにしました。結果的にそれが功を奏したのか、好調な売れ行きとなっています。