# 説明

うまい説明のコツは「なんでもポイントを3つに絞る」こと

常に「3つ」を意識しよう
齋藤 孝 プロフィール

何でも3つにまとめてみる

先日、新入社員向けの講演を頼まれたのですが、そこで私は新入社員の心得として、「テン・シュ・カク」というものを提案してきました。

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これまでよく言われてきたのは、ホウレンソウの「報告・連絡・相談」でしたが、私は現代の新人に合わせて、「テンション・修正・確認」のテン・シュ・カクをこれからは徹底しようと話したのです。

新入社員なら、まずテンションをしっかり上げて、指摘された間違いをすぐに修正し、全部確認を取ってからアクションを起こすようにすれば、まず間違いはないという意味です。

このようにどんなことでも「三つにまとめる」ということが、趣味になるくらいで私はいいと思います。

 

場合によっては会議などの場で、「私が言いたいのは、次の三つです」と先に言ってしまって、それから話しながら考えるというくらいでいいのです。

三つに考えるクセがついてくると、一番目、二番目は外せない大事なものを挙げて、三番目はちょっと笑いを誘うようなものを挙げるといった、臨機応変の対応もできるようになってきます。

大事なものばかりを挙げていても少し面白みがないという面もありますので、三番目はちょっと面白いものを用意しておくのはなかなかうまい方法です。

たとえば、「この商品のよさは三つあります」とふってから、「便利です」、「安いです」と展開してきて、「もし、気に入らないときには捨てるのも簡単です」と三番目にオチをつけるパターンです。このように、ポイント三つのなかでメリハリをつけていくと、さらにうまい説明になっていきます。