40年前、吉田拓郎と井上陽水に人生を変えられた若者たちの証言

江口寿史、中村雅俊、京本政樹…
週刊現代 プロフィール

京本さんは陽水に感化され、すぐにギターを片手にオリジナル曲を作るようになった。そして自作曲を「ヤマハポピュラーソングコンテスト」(通称ポプコン)に応募したところ、CBSソニーのスタッフの目に留まり、芸能界デビューの端緒を掴んだ。

「当時は陽水さんのようなシンガーソングライターになろうと思って、地元の大阪から上京しました。ですが、東京で音楽活動をする中で、『歌をやるなら、芝居もしっかり勉強したほうがいい』と周囲からアドバイスを受けたんです。そんなこともあって、徐々に俳優の世界に足を踏み入れていった。結局、それが入り口になって『必殺仕事人』で時代劇を演じるようになりました。

 

それと同時に歌もコツコツと続けて、『必殺仕事人』シリーズの主題歌を担当することもできた。夢が叶った、嬉しい瞬間でしたね。

僕が俳優の道に進むきっかけを作ってくれたのは、間違いなく陽水さんだった。あの日、『氷の世界』を聴かなければ、僕はここにいません」

当時の若者たちの心を代弁し、力強く歌い上げた拓郎と陽水。彼らの歌声は、いつでもあの熱かった青春時代に、僕らを連れていってくれる。

『週刊現代』2019年10月12・19日号より

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