シブコ大躍進の秘密は「ケプカ‐マキロイ」型スイングにあった!

タイガー&石川遼復活の理由も教えます
板橋 繁 プロフィール

シブコの場合

つづいて、今年の全英女子オープンを勝ち、日本人としては樋口久子選手以来、42年ぶり2人目のメジャーウイナーとなった渋野日向子選手はどうか。

 

ただいま大ブレーク中の渋野選手だが、そのスイングにはどんな秘密が隠されているのだろうか。

渋野日向子 photo by Getty Images
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「渋野選手のスイングは、腕でクラブヘッドを振らずに、体の右サイドでクラブを押し込んでいることが特徴です。そのためヘッドが体の右側に残り、レイトヒットを可能にしています。

さらに、腕を伸ばしたときに両肘が外側に曲がっているため、グリップすると両肘が近づき、自然と腕がロックされて、小手先のフェイスコントロールに頼らない安定したスイングになっています。全英女子オープンの優勝も、このスイングの賜物といえるでしょう」(板橋氏)

なんと、渋野選手のスイングは、ケプカ選手やマキロイ選手と同じ「狩猟型スイング」だった!

日本の女子選手には、インパクトに向けて体の正面をつくり、胸の前で手を返していくスイングをする選手がいまも大多数を占めているという。一方、女子ツアーでも、世界ランク上位をにぎわせている選手たちは、渋野選手と同じく、右軸のままリストターンはせずに背中越しに回る「狩猟型スイング」だ。

渋野選手が、いきなり世界の檜舞台で活躍できた背景には、世界標準のスイングを体得しているというれっきとした理由があったわけだ。

石川遼の変身

最後に、今年国内メジャーの日本プロを含む2勝を挙げ、復活の兆しを見せいている石川遼選手の今後を、G1メソッドならではの視点で占ってもらおう。

石川遼 photo by Getty Images
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「石川選手はいま、過去最高のスイングを手に入れつつあります。以前はインパクトで手元を減速させヘッドを走らせるようにスイングしていました。それがいまは、切り返しから裏面ダウンでフェースが天を向き、ヘッドを右サイドに残したままグリップを先行させて振り抜いています。

試合ではときおり以前の当て感が顔を出し、ヘッドを振ってしまうことがあるようですが、このスイングが完成すれば、多くの日本人プロの手本となるはずです」(板橋氏)

ガラパゴス化した日本のゴルフスイングから脱皮し、世界標準のスイングに進化した石川選手がふたたび世界の舞台で戦う日も、そう遠くはないのかもしれない。

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