シブコ大躍進の秘密は「ケプカ‐マキロイ」型スイングにあった!

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板橋 繁 プロフィール

ダスティン・ジョンソンも同じ動きを

さらに原田コーチは、ケプカ選手の低くて長いテイクバック=「ロングテイクアウェイ」に注目する。

「ケプカ選手は、ノーコックで胸とグリップとクラブヘッドをワンピースで動かし、正面から見てクラブヘッドが右足を過ぎるまで、ソールが地面を擦りそうなぐらい低くテイクバックしていきます。このロングテイクアウェイができると、自然と右手首が背屈する局面があり、そのままクラブをキャスティングせずにインパクトに向かえば、ハンドファーストの状態でボールをとらえることができます。

これは、飛ばし屋に共通する特徴で、ダスティン・ジョンソン選手(世界ランキング3位)も同じ動きをしています。

ダスティン・ジョンソン photo by Getty Images
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始動でコックを使い、クラブヘッドから動かしてしまうと、切り返しでキャスティングの動作を誘発するため、ハンドファーストでボールをとらえることができません」(原田氏)

なるほど、ロングテイクアウェイから右肩を止めずに一気にフィニッシュまで振っていることが、あの飛んで曲がらないドライバーを生み出しているというわけか。

小柄なマキロイが「平均飛距離310ヤード超え」できる理由

現在、世界ランキング2位のローリー・マキロイ選手の飛距離も、ケプカ選手に勝るとも劣らないものがある。

ローリー・マキロイ photo by Getty Images
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昨シーズンのドライバーの平均飛距離は313ヤードで堂々の2位。175cm・73kgと、ケプカ選手よりさらに小さく、日本人並みの体格のマキロイ選手が、これだけの飛距離を稼ぎ出していることに驚かされる。

板橋氏の注目ポイントはどこか?

 

「マキロイ選手の最大の特徴は、ビジネスゾーンで効率よく体を使ってクラブを加速させていることです。背中側にクラブを残したまま、コマのように鋭く体を回転させてボールを打っているので、インパクト後もクラブヘッドが加速しつづけるのが長所です」

インパクト後もクラブヘッドが加速しつづけると、クラブフェースとボールが接触している時間を長くすることができる。これは、ボールに対してより大きなエネルギーを与えることを意味する。

つまり、マキロイ選手はインパクト後もクラブヘッドを加速させ、ボールを押しつづけることによって、大きな飛距離を生み出しているのだ。