最新決算で判明、米銀の「勝ち組」はこの局面でなぜこんなにも強いのか?

命運を分けたもの

米銀の「意外な決算」

10月17日までに米大手行(JPモルガン、シティグループ、バンクオブアメリカ、ウェルズファーゴの4大商業銀行グループと、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーの証券系グループの計6グループ)の決算が出そろった。

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夏に景気鈍化が懸念され市場が荒れ、かつ、FRBの利下げが7月に始まってから初めての四半期決算ということで決算に対する市場の期待は低かった。このため、案外堅調だった決算に、市場は大きくポジティブに反応した(図表1-1)。

4月以降の累計の株価上昇率は、最も大きいJPモルガンで15%となっている。邦銀も、再編期待などで9月に回復の機運を見せたが、これを大きくアウトパフォームしている(図表1-2)。 

 

今回の決算はJPモルガンが圧倒的に強かった。

具体的には、債券トレーディングが前年比25%の驚異的な伸びとなり、投資銀行も8%の増加となった。