NHK vs. 日本郵政「圧力騒動」と「次期NHK会長人事」の不穏な噂

国民が注視すべき「NHKの異変」

次期会長をめぐる噂

これについて、ある噂が流れている。上田会長の任期は来年早々に切れるが、もう一期続投するか退任するかについては、まだ何の発表もない。一方、次期会長候補として現在専務理事の板野裕爾氏の名が挙がっているという。

板野氏を早く会長にするには上田会長に退任してもらう必要がある。日本郵政の件のスクープは“上田降ろし”の一環で、そのために何者かが毎日新聞にリークしたというのだ。確かに日本郵政の圧力は1年以上前の話で、なぜこのタイミングでスクープされたのかを不思議に思う人も多いだろう。

 

さらに調子に乗って噂の続きを書こう。この板野氏はNHKプロパーの人材だが、権力に弱いとのもっぱらの評判だ。ここで言う権力とは、つまりは首相官邸のことだ。近年NHKが、官邸からの指示に素直に従う姿勢を保ってきた背景には、板野氏の存在があるという。

元NHK記者の相澤冬樹氏は私の中高の同級生なのだが、筆者と二人で遊び半分にやっているFacebookライブ配信で、彼は板野氏のことを「現場をよく知るイエスマン」と表現していた。外から連れてきて会長にするより、現場経験のあるNHKプロパーかつ上に従う人材を会長に据えた方が、局内の動かし方がわかっているから都合がいい、ということだ。

つまり、上田降ろしを目論む何者かが、毎日新聞に1年前の日本郵政の抗議の一件をリークし、それにより板野会長の実現を確実にしようとしている、というわけだ。

さて、そんな噂を知ってしまうと、共同通信の10月2日付のこの記事も気になってくる。

毎日新聞の記事にあった上田会長の謝罪文を日本郵政に届けたのが、木田幸紀放送総局長だったことを報じたものだ。不思議な記事だと思った。なぜこの部分だけを、わざわざスクープであるかのように報じているのか。

木田総局長は板野氏と同じく専務理事だ。上田会長降ろしのついでに、板野氏のライバルになりかねない木田氏の評判を貶めるリークなのかもしれない……と、噂に沿った邪推も浮かんでくる。