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NHK vs. 日本郵政「圧力騒動」と「次期NHK会長人事」の不穏な噂

国民が注視すべき「NHKの異変」

「クロ現」スタッフの猛反論

9月28日、毎日新聞のこんな記事が大きな話題になった。

日本郵政のかんぽ不正販売に関するNHK「クローズアップ現代+」の制作に圧力がかかっていたという、大スクープだ。

見出しから汲み取れるのは、経営委員が日本郵政からの抗議を受けて、現場へ異例の「注意」を行い、番組の続編が延期になったこと。経緯は記事を読んでもらえばわかるし、テレビのワイドショーなどでも詳しく報じられたので、大筋理解している人も多いだろう。見出しにない点としては、NHKの上田良一会長が登場する点がある。日本郵政はまず上田会長に抗議したが、結果が得られなかったので経営委員会に抗議したのだそうだ。

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この問題は国会でも取り上げられて、日本郵政副社長の鈴木康雄氏が「(NHKは)まるで暴力団」と発言するなど、さらに騒動が膨らんだ。鈴木氏は総務省では事務次官まで務めた責任ある立場の人物だ。それが記者団の前で「バカじゃねえの?」と暴言を吐いた。日本のエスタブリッシュメントもこんな体たらくだ。

日本郵政の横暴ぶりが世間に批判される一方で、NHKも「圧力に弱い報道機関」という印象が強まった。現場も会長も、そして経営委員会も今回の毎日のスクープで信頼が失墜してしまった。10月3日の会長会見でも、幹部たちの歯切れの悪い回答が報じられた。

 

これに対し、NHKが2週間後、初めて反撃した。10月18日に、NHK「クローズアップ現代+」のWEBサイトに文書が掲載されたのだ。

こう題したページで語られたのは、「クロ現」制作現場からの猛反論だ。