モスクワやニューヨークでの幼少期

ご結婚前の雅子さま、小和田雅子さんは、ご存知の通り、とんでもなく華々しい経歴を持つ、超ハイスペックなキャリアウーマンだった。

外交官である父親の海外赴任に伴われ、旧ソ連のモスクワやアメリカ・ニューヨークで幼少期を過ごした。

5歳のときの雅子さま。双子の妹たちとニューヨーク郊外にドライブにいったときのもの 写真提供/宮内庁

小・中学校時代は帰国して日本で教育を受けたが、高校からは、再びアメリカへ。ハイスクールでも優秀な成績を修め、学業、リーダーシップ、奉仕精神などを総合して全米の優秀な学生を評価する「ナショナル・オナーソサエティ(全米優等生協会)」に選ばれるほどだった。

さらにオールAに近い成績で名門ハーバード大学経済学部に進学。卒業論文は、優秀賞の「マグナ・クム・ラウデ」を受賞。この栄冠に輝いたのは、卒業生1681人中56人。経済学部では、たった3人だったそうだ。

ハーバード1年生のときの雅子さま。大学時代の親友Gigiさんと 写真提供/宮内庁

当然のように、在米の証券会社や金融機関から就職の誘いがあったが、雅子さまは、日本に帰って父親と同じ外交官になる道を選んだ。海外生活が長く、様々な国の人と接する機会が多かったからこそ、自分が日本人であることを強く意識し、日本のために働きたいという思いを抱いたのだ。