2019.10.26
# 絶景
まるで「金墨画」! 薄墨の利尻富士、漆黒の原野と金色のススキ!
北海道から毎日お届け中!往復200km以上、何度も通って撮った1枚
北海道道北のサロベツ原野から撮影した利尻富士です。
原野には、夕日に照らされ、金色に輝くススキが波うっていました。
まるで「金墨画」と名付けたくなるような絶景です。

十五夜の月見のときに飾られるススキは、北海道でも秋を代表する植物です。
北海道では、茅葺き屋根の家を見ることはまずないので、つい最近まで知らなかったのですが、ススキは茅の一種だったんですね。
この時期の道北は、天気が不安定なため、利尻富士の山頂がクリアに見えることはめったにありません。
利尻富士が見えていても、頂上に一日中、雲が乗っていることが多いんです。
この光景を撮影したくて、往復200km以上の道を何度も通ってやっと撮れた一枚です。
写真を撮る僕らにとっては、この難しさも楽しさのひとつなんです。