ストレスが溜まるのは他人のせいではなく、自分の感情を無視するから

ホ・オポノポノの実践で一日が変わる
平良 アイリーン プロフィール

イライラや嫌な感情を無視しない

ウニヒピリの声を聞くことは、多種多様な人間関係の中を生き、人からどのように思われるのかを意識する現代人にとっては、決して簡単なことではありません。とはいえ、ウニヒピリとのコミュニケーションは、こんなシンプルなことから始められます。

例えば、

(1)仕事のお昼休憩時に、ウニヒピリに何が食べたいか、どこに行きたいのか話しかけてみてください。もしかしたら、いつも行くメンバーといつも行く場所には行きたくないという声が聞こえてくるかもしれません。そんな時は、それに従って行きたい場所に行ってみます。もしかしたら、ただ公園へ行って、ベンチに座ってお茶を飲む、それが今のあなたにとっては必要なことなのかも。そこで得られる休息やアイディアが、ストレスを感じる職場に変化を与えてくれるかもしれません。

(2)朝起きてベッドを出て、家族と顔を合わせる前に、またはスマートフォンをチェックする前に、まずは自分自身に話しかけてみます。「今どんな気持ち?」そうすると「疲れている」「緊張している」「昨日の出来事をまだひきずっている」など、自然と色々な感情が上がってくると思います。それをただ観察して、ウニヒピリに向かって「見せてくれてありがとう」と話しかけましょう。朝起きて、すぐさま自分以外の誰かや情報と関わることをしていると、無視されているとウニヒピリは感じ、ストレスとなって蓄積されていきます。朝起きて、まずはウニヒピリの声を聞こうとすることで、自分らしいリズムが整うようになります。

(3)通勤の途中でなぜだか感じるイライラ、突然思い出される小さい頃の思い出などがあれば、それを無視しないで、ウニヒピリに「ありがとう」と言いましょう。今の自分と全く関係のないことだとフタをせず、ただ湧き起こる思いに「ありがとう」と言います。

 

ウニヒピリが見せてくれる感情、体験は、たとえそれがどんなことであれ、今の自分の人との接し方、仕事の仕方、考え方、生き方と深く関わっています。ですから、あなたがそれに気づき、受け取り、ウニヒピリに見せてくれたことに感謝を伝えることで、ウニヒピリはどんどん自分らしい自然な流れを取り戻していくようになります。

周りにいる人や環境によって支配されるのではなく、誰とどんな環境にいようと、自分で問題を解決する方法を知っている、そしてすぐに実践できるということが、ホ・オポノポノの実践者に自信と平和を与えます。時代の変化とともにストレスや不安が社会にどのような形で表れようとも、それに流されるのではなく、自分らしく自由に生きるチャンスとして、問題に取り組むことができる――ホ・オポノポノはそんな現代に生きる私たちに欠かせないツールなのです。

吉本ばなな・平良アイリーン『ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?』(講談社刊)