10月23日 新潟中越地震発生(2004年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

2004年の今日、新潟中越地震が発生しました。時刻は夕方の17時56分、突然に襲った激震でした。

震源は北緯37度17分、東経 138度52分(北魚沼郡川口町北部)。震源の深さは約13km、地震の規模を示すマグニチュードは6.8でした。震度は川口町の震度7、以下新潟県中部のほとんどの市町村と埼玉県、長野県、群馬県、福島県の一部で震度5弱から震度6強を記録しています。

震度6弱以上を観測した市町村(本震)

  • 震度7:川口町
  • 震度6強:小千谷市、山古志村、小国町 震度6弱 新潟県 十日町市、堀之内町、中里村、守門村、川西町、越路町、刈羽村、長岡市、栃尾市、三島町、広神村、入広瀬村
  • 震度6弱:十日町市、堀之内町、中里村、守門村、川西町、越路町、刈羽村、長岡市、栃尾市、三島町、広神村、入広瀬村 震度5強 新潟県 中之島町、安塚町、見附市、与板町、和島村、出雲崎町、小出町、塩沢町、六日町、大和町、津南町、松代町、松之山町

地震自体の規模は非常に大きいというほどではありませんでしたが、震源が浅いために揺れが大きくなったと考えられています。

新潟県中越地方は、多くの活断層が存在し、またユーラシアプレートと北米プレートが衝突する日本海東縁変動帯の陸域部分である「新潟-神戸歪集中帯」の中でも、強い褶曲を受け複雑な応力場が生じている地域と言われています。

【図】新潟〜神戸ひずみ帯
  新潟-神戸歪集中帯で起こった主な地震 (参考:『日本列島の下では何が起こっているのか』)

中越地震はこの地域の活断層のずれによるものと考えられますが、これまでに知られている活断層によるものではなく、地下に潜む未知の活断層によるものと考えられています。

また、この地域が、地表近くを覆う軟らかい地層がひきずられてたわんだ結果に生じる「活褶曲」という地形が発達していることがわかりました。

【写真】中越地震での地滑り被害
  脆弱な地層を有する地域では、地滑りやがけ崩れなどの被害も続出した photo by gettyimages

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