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働く妻と専業主婦の「幸福度格差」が示す、日本社会の厳しい現実

「子ども」の存在がカギになる

「働く妻」と「専業主婦」どちらの幸福度が高いか

働く妻と専業主婦、どちらが幸せなのだろうか。

この疑問を筆者の周りにいる既婚女性に聞くと、その立場によって、答えは大きく変わる。

 

例えば、正社員で働く既婚女性に聞くと、多くの場合、「専業主婦の方が絶対幸せ」と答える。彼女たちによれば、その理由は、専業主婦だと「仕事をしながら子育てや家事をする」必要がないからだという。とくに子供を持っている正社員の既婚女性にとって、働きながら家事も育児もやるのは本当にしんどく、何かを諦めなければならないと言われる。

一方で、自分の稼いだお金でモノが買えるといった点や子どもの教育にお金をかけることができるといった点がメリットだという声も聞く。

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これに対して、専業主婦の方に聞くと、「子どもの成長を近くで見られるのはすごく充実して幸せを感じるけど、仕事でバリバリ働き、社会で活躍している女性を見ると少し羨ましい」と言われることが多い。

また、専業主婦業は起きている間ずっと続き、休まる時間がなく、大変だとも言われる。さらに、時間的な制約から行動範囲が限られ、閉塞感を感じることがあると話してくれることも多い。

これらの話を聞いていると、働く妻も専業主婦も大変であり、一概にどちらが幸せかは判断できない。

しかし、働く女性が増える日本の社会では、「働く妻と専業主婦、どちらが幸せなのか」といった問に答えることは重要だ。

なぜならば、もし「働く妻」が「専業主婦」よりも幸せでないならば、働く女性が増えている現在の日本社会では、相対的に幸福度の低い女性の比率が増えていることになる。もしそうであれば、働く女性の幸福度が向上するような施策を考えていく必要があるだろう。

逆に、もし働く妻が専業主婦よりも幸せならば、日本の社会の女性の平均的な幸福度が向上している可能性がある。果たして実態はどちらなのだろうか。

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