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# ビール

「ラグビー」と「経営」、じつは驚くほどの共通点があった!

多様性こそ大事

緑色の容器に赤い星が描かれた「ハイネケン」。1873年に、オランダ人のジェラルド・ハイネケンが醸造を開始し、その後各国に工場を設立。これが世界の醸造技術の向上を招くなど、ビールの歴史に大きく貢献したブランドと言える。日本ではキリンビールとの合弁会社「ハイネケン・キリン」がブランドのマーケティングを行う。「ラグビーワールドカップ2019日本大会」のワールドワイドパートナーも務めた同社表取締役社長のトニー・ウィーラー氏(41歳)に話を聞くと、「ラグビーと経営は似ている」と言う――。その真意とは。

「多様性を活かした戦略」

ハイネケンの本社はオランダ・アムステルダムにあり、現在、商品を190ヵ国以上で販売しています。

ハイネケンが創業以来目指してきたのは「完璧なビール醸造」。

創業者・ハイネケンは、まだビールの醸造法が確立されていない時代、よりよい原料を求めてヨーロッパ中を巡り、1886年にはパスツールの弟子・エリオン博士の力で、当時最新だった細菌学を使い「ハイネケンA酵母」の分離・培養に成功しています。

こうして彼は、当時、雑多な原料、雑多な酵母からつくられるのが当然だったビールの味を最高の状態に引き上げ、これを保つことに成功したんです。

 

今も世界で愛されるハイネケンの柔らかい香ばしさ、滑らかな泡立ちはこの努力によるもの。そして「A酵母」は今も変わらず世界中の工場でハイネケンの醸造に使われています。