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完全キャッシュレス、iPadで注文…ロイヤルHDのこの店がスゴい!

飲食店の未来がここにある
中村 仁 プロフィール

未来の風景をイメージしよう

支払いはキャッシュレスのため一瞬で完了しますから、混雑時に長くお客様をお待たせすることもありません。

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閉店後の作業も、飛躍的に楽になりました。釣り銭の準備や翌日の仕込みはほとんどありません。清掃は「掃除ロボット」が行ないます。

その結果、どんなことが起きたでしょうか。

店長業務において、開閉店や清掃は7.5%から2.5%に減少し、接客や調理は55.9%から67.4%へと変わりました。まさに「生産性向上と働き方改革の両立」を実現したのです。

他にもロイヤルホールディングス株式会社は、食器洗浄のロボット化、自動配膳ロボットの導入などテクノロジーを積極的に活用しています。

こうして、旧態依然とした飲食店との差は、どんどん開いていくのです。

 

私自身、飲食店を経営していたので理解できるのですが、飲食店で働く人はどうしても目の前のことに忙殺されがちです。今日の売り上げ、今月の売り上げがすべてになってしまいます。

だからこそ、こうした「未来の風景」を意識的にイメージすることで、いま自分に見えている目の前の現実がすべてではないと知る必要があります。

私はこれまで講演などで、皆さんに「IT化をして業務を効率化しましょう」というメッセージをお伝えしてきました。しかし最近、そのメッセージが少しずつ変わってきました。

つまり、もはや「IT化をする・しない」の議論ではない、ということです。それは単なる通過点であって、これからは「IT化を前提にどんなお店づくりをするか」を考えるべき段階に来ているのです。

働く人の役割や、求めるスキルは何なのか。お客様にどんな体験を提供したいのか。そういったことを考えなければならないフェーズに突入しているのです。