武蔵小杉「タワマン被災」でわかった「災害に強い」マンションの条件

水、電気、スゴい施設はここまでやる
山岡 淳一郎

「当初、持ち運びでき安価な井戸用発電機の導入を検討しましたが、いろいろ試してみて、被災時に確実に起動する裏付けが得られませんでした。そこで、電気の復旧と同時に井戸ポンプを運転できる必要最低限の部品をそろえ、屋上の倉庫に備蓄する方法に変えました。電信柱まで電気がくれば、直接、井戸ポンプにつないで稼働するようなしくみです」

と、丸橋さんは語った。

 

ハイテクの粋を尽くし、豪華な設備を備えたタワーマンション。かたや築後35年の外見的にはごくふつうのファミリータイプのマンション。

ライフラインで最も重要な電気と水の喪失に対して、どちらが強靭か、もはや述べるまでもないだろう。桂川の洪水想定域に立地するマンションは、管理組合が身の丈に合った災害対策を立てることの重要さに気づかせてくれる。